ハローワークで求人募集をするデメリットを克服する方法

ハローワークで求人募集をするデメリットを克服する方法

ハローワークでの求人募集に効果がないとお考えでしょうか?募集しても人が集まらない、応募者が来ても採用したいと思える人材がいない、などハローワークでの求人募集に、よいイメージをお持ちでない企業様もいらっしゃるかもしれません。

ハローワークでの求人募集にはメリットも多くありますが、デメリットもあります。デメリットは、工夫することで最小限に抑え、ハローワークでの求人募集の効果を最大限に高めることも可能です。

目次
1. ハローワークを活用するメリット
(1)利用者が多い
(2)費用がかからない
(3)公開期間の延長が簡単
(4)助成金が得られる場合もある
(5)地元で働きたい人が集まりやすい
2. ハローワークを活用するデメリット
(1)応募者の絞り込みがされにくい
(2)求人を目立たせるのが難しい
(3)敬遠する求職者もいる
3. デメリットを最小限にする方法
(1)求人票を工夫する
(2)自社のホームページを活用する
(3)ほかの無料求人方法を併用する

1.ハローワークを活用するメリット

(1)利用者が多い

ハローワークの1日の利用者数は推計17万人と非常に多くの利用者がいます。多くの求職者に求人をアピールできるのは、大きなメリットです。

(2)費用がかからない

求人掲載が無料であることも、大きなメリットです。
一般の求人サイトであれば、掲載時だけでなく、採用時にも費用が発生します。予算を気にせず活用できます。

(3)公開期間の延長が簡単

ハローワークでの求人掲載は、最大3ヶ月ですが、その後の延長も連絡一つで可能です。もちろん無料です。

(4)助成金が得られる場合もある

ハローワーク経由での採用の場合、条件によっては助成金が得られる場合があります。同じ人を採用するなら、ハローワーク経由のほうがよい、ということもあります。

(5)地元で働きたい人が集まりやすい

ハローワークの求人は、大企業よりも各地元企業の募集が多いです。地元企業が多いというのは、求職者も理解していますから、そもそも地元企業で働きたいと考える求職者が集まりやすいです。

2.ハローワークを活用するデメリット

(1)応募者の絞り込みがされにくい

転職エージェントなど企業側が費用を負担する場合は、当然、企業がより満足できるよう行動します。企業が求める人材をできる限り把握し、満足して採用できそうな人材だけを紹介します。
企業に紹介される段階で、人材は必然的に絞り込まれます。

ハローワークでは、求職者が応募を希望する場合、求人票の条件を満たしているかどうかは確認しますが、それ以上のことはしません。
求人票に記載されていることがすべてです。

(2)求人を目立たせるのが難しい

ハローワークの求人票(求人申込書)は、1種類しかありません。掲載順も登録日順です。他の有料求人サイトでは、費用をかければ、上位表示や目立たせることも可能ですが、ハローワークではできません。
多くの求人が掲載されている中、御社の求人情報を目立たせるのが難しく、どんどん埋もれてしまい、応募者がない、という結果になってしまいます。

(3)敬遠する求職者もいる

求職者の中には、ハローワークの利用をしない、という人もいます。

例えば、
・在職中のため、ハローワークの営業時間に行くことができない
・ブラック企業が多いと聞いて避けている
・応募手続きが手間
と考える人がいます。

ハローワークそのものを利用しない求職者には、いくら求人を出しても目にする機会すらありません。

3.デメリットを最小限にする方法

これまでにご紹介したデメリットは、工夫をすることで影響を抑えることもできます。

(1)求人票を工夫する

求人票(求人申込書)に記載する言葉一つ一つを吟味することで、求職者の目に留まるように改善することができます。
色や文字の大きさは共通ですから、言葉以外に注意を取られることはありません。

目に留まるような言葉を考えるには、実際に検索情報を見てみることをお勧めします。自分が求職者だったら、同じような求人が並ぶ中、何を基準に詳細を確認するため、クリックするでしょうか。

求人申込書の書き方については、こちらも参考にしてください。
→「求人申込書の書き方《初めてでも自信が持てる書き方4つの秘訣》

→「ハローワークへの求人の出し方と効果を上げる秘訣

求人票(求人申込書)だけでなく、事業所登録シートも工夫が必要です。

※画像も掲載できる
ハローワーク内の検索パソコンに限られますが、画像の掲載も可能です。公開する情報は多いほど安心感が増します。

(2)自社のホームページを活用する

ハローワークでは、限られた情報しか得ることができません。さらに情報を得るために、求職者はどうするでしょうか。

今ならスマートフォンで簡単に情報を探すことができます。社名が分っているなら、社名で検索するはずです。正確な社名で検索されれば、御社の公式サイトに簡単にたどり着くことができます。

求職者にアピールしたい追加情報を、自社のホームページに掲載してください。自社のページなら、制限なくアピールできます。動画や画像を活用することもできます。

自社のホームページはとりあえずあるだけ、という状態はとてももったいないです。

(3)ほかの無料求人方法を併用する

ハローワークのほかにも、無料で利用できる求人方法があります。

Indeed
無料で求人情報が掲載できる求人サイトです。情報を上位表示させるなど有料のものもありますが、掲載自体は無料で利用できます。
認知度も高まっていますから、利用者も増加しています。

※Indeedは求人情報に特化した「検索エンジン」です。検索エンジンにはGoogleやYahooなどがあります。
インターネット上の求人情報を検索結果に表示するため、ハローワークに掲載された求人情報は、Indeedにも手続きなしで掲載される可能性があります。

その他
ビズリーチが運営している「スタンバイ・カンパニー」、エン・ジャパンが運営する「エンゲージ」など、無料で利用できる求人方法は他にも多数あります。

無料の求人方法であっても、特徴を理解し、上手に利用することで、多額の費用をかけなくても、効果的な求人を期待することができます。

当事務所では、求人募集のためのさまざまなサポートを行っております。
まずはお気軽にお問い合わせください。

2018-12-29T21:26:18+00:00